『「声に出す」だけでモヤモヤがスッキリする本』【書評vol.2】

読書感想

今回は、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発された伊庭和高氏の著書『「声に出す」だけでモヤモヤがスッキリする本』をご紹介します。

著書プロフィール

  • 著者:伊庭和高氏
  • 心理コミュニケーション・アドバイザー
  • 株式会社マイルートプラス代表取締役
  • 「ぬいぐるみ心理学」という独自の理論で人間関係の悩みを根本から解決する手法を考案

「声に出す」だけでモヤモヤがスッキリする本の感想

著書は多くの事例を元にどんな風に解決していったらいいかが紹介されています。その中で私が心を打たれた部分を紹介します。

伊庭氏によると「声を出す」ことでモヤモヤの背景がわかったり、気持ちが整理されるとのこと。

 実はモヤモヤの理由がわからない時ほど、「何にモヤモヤしているのか?」と声に出して自分に問いかけていないのです。

 シンプルですが、「具体的に何にモヤモヤしているのか?」と問いかけることで、モヤモヤの正体が判明することが多いのです。

「声に出す」だけでモヤモヤがスッキリする本

これを読んで「確かに頭の中でグルグル考えて漠然とモヤモヤしていることがあると感じました。具体的に掘り下げることが大事なんですね。

 モヤモヤの原因がわからない時は、

「わかるとしたら何にモヤモヤしているのか?(なぜモヤモヤしているのか?)」

と問いかけてください。

「声に出す」だけでモヤモヤがスッキリする本

伊庭氏によると、本当はわからないのではなく、答えに自信がなかったり、間違えるのを恐れていたりするなど別の理由があるのだそうです。

なので、「わかるとしたら」と問いかけると、何かしらの自分の気持ちが出て来やすいそうですよ。

私も極度に自信がなくて、自分自身に向き合うことが怖いこともあるので「なるほどな~」とおもいました。

「どうしたいのか?」という問いかけが効果的です。

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。「私はどうしたいのか?」です

「声に出す」だけでモヤモヤがスッキリする本

人から嫌われるのを怖がる気持ちありませんか。

そんな時は、「なぜ嫌われるのを怖がっているのだろうか?」と問いかけた後に「どうしたいのか?」と問いかけると効果的だそう。

嫌われないように周りに気を遣って過ごすと疲れてしまいますよね。まずは自分の気持ちに気づいて自分を大切に扱うって大事だなと思います。

伊庭氏は、どうしても声に出せないときはぬいぐるみが役立つと言います。

私たち人間はぬいぐるみの前では無意識のうちに安心感を抱き、本来の自分をさらけ出してしまうのです。

「声に出す」だけでモヤモヤがスッキリする本

別にぬいぐるみを無理に好きにならなくてもよく、活用してみるのも役立つということだそうです。

 

確かにぬいぐるみに触れていると、なんだかホワンとした感覚になるな~と思いました。悩み事があるとずっと頭の中でグルグルと考えてネガティブな方向に暴走してしますので、声に出す習慣を付けてみようと感じました。

書籍では、もっといろんな事例が紹介されていますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。